【Google広告】効果測定の種類ごとに最適なカウント方法を設定!コンバージョンカウント方法について徹底解説

コンバージョンカウント方法の設定は、どのコンバージョンアクションに対してもデフォルトで必須の項目です。この記事では、コンバージョンの種類によってどのコンバージョンカウント方法を選ぶのが最適か、徹底解説しています。

コンバージョンカウント方法の種類

コンバージョンカウント方法には、『初回のみ』と『全てのコンバージョン(全件)』の2種類があります。

コンバージョンカウントをどういった原理で判断しているかと言うと、Cookieのお話になってきますが、ユーザーAが広告をクリックして流入した場合、ユーザーAのブラウザに対してGoogle広告のCookieが付与されます。Google広告側のロボットでは、そのCookie = ユーザーAと検知して行動を追いかけます。Cookieについてより詳しく知りたい方は、下の記事を読んでください。

初回のみ

初回のみの設定では、ユーザーAから一度コンバージョンが発生した場合、同一人物のユーザーAからは二回目以降のコンバージョンデータを記録しないようにする設定です。

全てのコンバージョン(全件)

全てのコンバージョンの設定では、ユーザAから一度コンバージョンが発生した場合、何度もユーザーAから同じコンバージョンが発生するとその度にコンバージョンデータが記録される仕組みです。

コンバージョンに最適なカウント方法を選択

効果測定にも色々な種類がありますが、それぞれのコンバージョンに対して適したカウント方法があります。以下のそれぞれのコンバージョンの種類に対してどっちのカウント方法がおすすめか、そしてその理由はなぜかを解説しています。

特定のページ読み込みでの効果測定

ページの読み込みのコンバージョンであれば、『初回のみ』のカウント設定が適しています。例えば商品ページAのページの読み込みのコンバージョンである場合、同じユーザーが何度もページを訪れると記録されてしまうので、データ的にはあまり意味を成さないからです。

お問合せフォーム送信での効果測定

お問合せフォームの送信の効果測定であれば、『初回のみ』のカウント設定が適しています。同一ユーザーが誤って二度目のお問い合わせをしたからといって、見込み顧客の数が増えるわけではないので初めの一回のみコンバージョンが記録されれば十分です。

電話番号クリックでの効果測定

電話番号クリックでの効果測定であれば、『初回のみ』のカウント設定が適しています。電話番号がクリックされる度にコンバージョンが記録されてもあまり意味の無いデータになるので、初めの一回のみコンバージョンが記録されれば十分です。

ボタンがクリックされると効果測定

ボタンクリックでの効果測定であれば、『初回のみ』のカウント設定が適しています。例えばLINEお問合せのボタンがクリックされると効果測定が行われるとして、そのボタンが同一ユーザーに何度押されても実際見込み顧客の数は変わらないので、初めの一回のみコンバージョンが記録されれば十分です。

商品の購入を記録する効果測定

オンラインショップでの商品購入コンバージョンでは、『全てのコンバージョン(全件)』のカウント方法が適しています。同一ユーザーが二度商品を購入したと言うことは、実質決済が二回行われたということなので、効果測定のデータ的には、より機械学習に貢献できる正確なROASになってきます。

しかし、例えば購入完了ページが何度も読み込まれたことが原因で決済は一度しか行われていないのに、コンバージョンだけ重複して記録されているといった問題もあります。購入コンバージョンの場合はこういった現象が起こるため、重複を避けるためにコンバージョンタグにトランザクションIDを必ず導入するようにしてください。

トランザクションIDについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してください。